こんにちは、「Y」です。

今日は、江戸時代のドラッカーの異名を持つ「石田梅岩」という思想家から学んだビジネスの本質というテーマでお届けしていきます。

このブログをご覧になっているあなたのような勉強家の方でしたら、

「ドラッカー」

という人物をご存知かもしれません。

現代経営学の父とも呼ばれたドラッカーですが、彼の著した「マネジメント」という本はあまりにも有名であり、今でも多くのビジネスマンに大きな影響を与えています。

日本では「もしドラ」と呼ばれる本、

「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら」

が大ヒットしたことも、割と記憶に新しい事と思います。

そんなドラッカーは幾多の経営理論を提唱していますが、その理論の中でも特に有名なのが、

『事業の主役は顧客である』

というものです。

これは要するに、

「ビジネスの重点を自分ではなく、”顧客”に置き、その顧客の満足を最優先に考えて取り組む事が商売繁盛につながる」

という意味になります。

まあ、とはいえ、これは考えてみれば当たり前のことなのです。

というのは、ビジネスにお金(利益)をもたらすのは、他の誰でもなく「顧客」だからです。

ビジネスにお金を払ってくれるのは、顧客以外にいません。

従業員がお金を落としてくれるわけでもなければ、天からお金が降ってくれるわけでもありません。

だからこそ、お金をもたらす唯一の存在である、顧客の満足を何よりも優先すべきという事なんです。

 

・・・と。

ここまでは何ら普通のお話をしてきたつもりですが、この記事を書いているのは、何もこんな普通の話をしたいからではありません。

何を話したいのかというと、実はこのドラッカーが提唱した「顧客主義」の思想を、ドラッカーが生まれる250年も前の時代に、ある「日本人」がすでに提唱していたという事実が存在するのです。

しかも、当時は江戸時代。

士農工商という身分制度がはびこり、「商人」という存在が最も軽蔑されていた時代に、ドラッカーよりも250年も先駆けてこの顧客主義の思想を提唱した日本人がいるのです。

その日本人こそが、石田梅岩(いしだばいがん)という人物なのです。

江戸時代のドラッカー、石田梅岩という人物

石田梅岩は江戸時代に生きた経済思想家であり、「江戸時代のドラッカー」と呼ばれることもあります。

では、なぜ石田梅岩が江戸時代のドラッカーと呼ばれるかというと、それは、生きた時代も生まれた国も異なる2人の思想家が、極めて類似した思想を持っているからです。

例えば、先ほどご紹介した、『事業の主役は顧客である』という言葉はドラッカーが顧客主義を説いた思想ですが、石田梅岩はこれよりも250年も前に、以下のような言葉でドラッカーに先駆けて顧客主義を説いています。

『富の主人は天下の人々なり。(中略)売り先の心に合うように商売に情を入れ勤めなば、渡世に何ぞ案ずることのあるべき。』

上記は石田梅岩の言葉ですが、これは要するに、このような意味になります。

『富の主人は世の中に生きるすべての人びとである。そのお客様の心にかなうように賢明に商いに努めれば、あなたが生きていくのに何の心配も生じないはずだ。』

これはまさに、ドラッカーが『事業の主役は顧客である』という言葉で説いた、「顧客主義」の思想そのものだと言えます。

士農工商で商人が最も軽蔑されていた江戸時代に、すでにこのような思想を持っていたんですから、石田梅岩の先見の明には本当に驚かされるばかりです。

実際、今の日本を代表する経営者も、石田梅岩の思想から影響を受けているケースも少なくありません。

パナソニック創業者の「松下幸之助」さんや、京セラ創業者の「稲盛和夫」さんなども、石田梅岩が遺した本などから、商人としての心構えなどを学んだと言われています。

あとは、新一万円札の顔となる事が決定し、500以上の会社を設立した功績のある渋沢栄一も、石田梅岩の思想に影響を受けているのです。

まぁ、厳密に言えば、渋沢栄一は二宮尊徳から影響を受けたと言われていますが、その二宮尊徳は石田梅岩から学んでいますので、やはりその源流には石田梅岩の存在があるわけです。

ちなみに余談ですが、ドラッカーは、先ほど挙げた渋沢栄一を偉大な日本人として大絶賛しているようです。

ですが、その渋沢栄一の師が二宮尊徳であり、その二宮尊徳の師が「石田梅岩」なわけですから、ドラッカーから見れば石田梅岩は、それはもう、「神」のような存在なんじゃないかとも思うわけです(笑)。

ですから、石田梅岩に対して「江戸時代のドラッカー」と呼ぶこと自体が、おこがましいと個人的に思ってしまうんですよね。

石田梅岩を「江戸時代のドラッカー」と呼ぶんじゃなく、ドラッカーを「現代の石田梅岩」と呼ぶべきだろうよ、と。

 

・・・とまあ、そんな事どうでもいいですね(笑)。

すみません、話が逸れたので戻します。

いずれにせよ、ドラッカーより250年も先駆けて、現代に通じる「ビジネスの本質」を説いていた石田梅岩には本当に驚くばかりです。

とはいえ、石田梅岩の凄さをこれ以上語っていてもどうしようもないので、ここで少し話を変えましょう。

私がこの石田梅岩とドラッカーの思想に触れて感じたのが、やはり「顧客の満足を最優先する」という顧客主義こそが「これ以上ないビジネスの本質」だという事です。

もし顧客主義が本質じゃないとしたら、石田梅岩の教えからは日本を代表する経営者は生まれていないはずですし、ドラッカーの教えからも偉大な経営者は生まれていないからです。

ですが、石田梅岩やドラッカーのお経済界への貢献度を見ると、彼らの思想が本質を突いているのは否定しようがありません。

お金を払うのはお客さんなわけですから、そのお客さんを満足させられなければ富を得ることはできないのです。

また、仮に何らかのきっかけで富を得れたとしても、顧客の満足から外れた経営は絶対に長続きしません。

顧客が満足しないということは、その後のリピートにつながることもありませんからね。

ですから、永続的に成功し、富を得たいのであれば、どこまでいっても「顧客主義」を貫くべきなのです。

私自身、この「顧客主義」を、これまで以上に意識してビジネスに取り組むようにして以来、売上が大きく伸びるようになりました。

私は物販事業とコンサル事業の2つを主にやっていますが、そのどちらにおいても、これ以上ないほどの「顧客満足」を追求していったわけです。

物販事業であれば、いかに自分が届けた商品で喜んでもらえるか。

コンサル事業であれば、いかにクライアントの収入を引き上げる事ができるか。

そればかりを考え、その「本質」に全ての労力を注いできました。

それを機に、売上も大きく伸びるようになったのです。

物販なら、お届けした商品に満足いただけると、必然とリピートしてくださるようになりました。

コンサルなら、クライアントの収入を大きく引き上げた結果、そこから満足が生まれ、コンサル期間の延長をお願いされるようになったり、そのクライアントが口コミでご友人や知人などを率先して連れてきてくださるようになりました。

そのような経験から学んだのは、どこまでいっても本質にこだわる事が成功のカギだということです。

「上手くいく人は本質にこだわり、
上手くいかない人は本質以外にこだわる」

これは私のメンターの言葉ですが、まさにその通りだということを自らの経験をもって確信しました。

というわけで、今日お伝えした内容が、あなたにとって何か学びになれば嬉しいです。

 

「顧客を満足させること」

ぜひこの本質を心に留めて、仕事やビジネスに取り組むようしてみてはいかがでしょうか。

それだけでも、結果は大きく変わっていくと思いますので。

では今日の記事は以上です。

それではまた。